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魚を50℃洗い
魚を50℃洗いして臭みを消しましょう。買って帰ったばかりの切り身の魚は新鮮だと思うのですが、たまに臭うことがあります。これは切り口が酸化しているからです。また消費期限内であっても、冷蔵庫に置いていると切り口が臭うことがあります。このような切り身の魚でも50℃洗いをすることで生臭さを消してうまみを増すことが出来ます。魚のあらを料理するときには一度お湯で煮たたせて臭みや汚れを取ります。これと定義は同じです。
切り身の魚は食べる直前に50℃洗いします。冷蔵庫から取り出してすぐに50℃洗いをするとお湯の温度が下がりやすいので、温度をよく確認しながら行いましょう。洗う時間は2~3分間です。50℃洗いをすると魚の切り身の表面が白っぽくなります。煮えてしまったのではないかと心配になると思いますが、大丈夫です。しばらくすると元に戻ります。魚を1尾洗う場合には、頭やうろこ、内臓などを取っておきましょう。下処理を済ませてから50℃洗いを行います。切り身の時の同じように2~3分間お湯の中で洗えば完了です。
なんと、驚くことにお刺身も50℃洗いが可能です。お刺身の場合はお湯で洗う時間は1分から2分。洗った後はすぐに氷水につけて急速に冷やします。冷やした後は水気をとります。ひと手間かけるだけで、いつものお刺身が急激においしくなりますよ。
貝類も50℃洗いが可能です。アサリは砂出しをするときに塩水につけていたと思うのですが、これを50℃のお湯に変えてみてください。アサリを50℃のお湯で洗うことですぐに口を開き砂や汚れを吐きだしますよ。洗い終わったら冷水につけましょう。